アートxサウナが融合した展覧会TikTok チームラボリコネクトがオープン—サウナと超自然現象的アートで“ととのい”本能を覚醒
世界的に注目を集めるアート集団 チームラボが、アートとサウナを融合した新しい形の展覧会を開催している!どのような展覧会になっているの!?記事を読み進めよう!
アートとサウナが融合した新しい形の展覧会『チームラボ & TikTok, チームラボリコネクト:アートとサウナ 六本木』が、2021年3月22日(月曜日)に東京・六本木の特設会場で開幕した。
マンガやマンガを原作にしたテレビドラマ、テレビ番組・雑誌の特集などでもサウナとサウナによる健康法が注目され、ブームになっている中、世界的に注目を集めるアート集団 チームラボは、2019年に佐賀・御船山楽園ホテルにらかんの湯(サウナ)ができたことでアートとサウナの新しい体験を歴史的背景を紐解きながら模索し、2020年に開催した展覧会『チームラボ かみさまがすまう森』では来場者がサウナに入った後にアートを体験するという新しいコンテンツを発表。そして、今年は、満を持して、通常の展覧会とは異なる、サウナに入ってアートに没入する新しい形の展覧会『チームラボ & TikTok, チームラボリコネクト:アートとサウナ 六本木』を東京のど真ん中で開催。
展覧会『チームラボ & TikTok, チームラボリコネクト:アートとサウナ 六本木』は、宮殿や美術館などの“高級な場所”でアートを鑑賞するのではなく、自分自身が“最高級な状態”になってアートを体験・鑑賞する展覧会として、アロマやフィンランド共和国に伝わる入浴法ロウリュなどもある本格的なサウナ、冷水浴、アート浴・鑑賞(休憩)を繰り返す超温冷交代浴によって脳と身体感覚を活性化させて脳科学的にも非常に特殊な状態=“ととのう”ことで、感覚は鋭く研ぎ澄まされ、頭はスッキリし、美しいものはより美しく感じるため、アート浴・鑑賞も深みに入るメカニズムになっており、禅やヨガの瞑想にも通じるものがある。また、今回公開されているアート作品は、自然界の法則を超えた現象を意味するSupernature Phenomenon(スーパーネーチャー・フェノメノン/超自然現象)とその認知と変化をテーマにしたインタラクティブ・デジタル・インスタレーション。サウナの後に万有引力に逆らうなどの超自然現象を見る過程で人の認知そのものが変化し、認知の変化が非日常の状態へと導くとしている。
ここで、展覧会『チームラボ & TikTok, チームラボリコネクト:アートとサウナ 六本木』(以下、チームラボリコネクト)の全貌と見どころをご紹介する。
最近よく耳にする“ととのう”とは?
“ととのう”とは、サウナ、冷水浴、休憩のプロセスのうち、冷水浴直後の休憩時に感じることができる、通常とは異なる心地よい感覚を指す。慶應義塾大学 医学部 特任助教授/日本サウナ学会 代表理事の加藤容崇教授によると、サウナによって“ととのう”ことで深くリラックスし、創造性が増し、感覚が研ぎ澄まされ、頭がスッキリし、瞑想にも似た状態をいうとしている。この“ととのう”は、サウナ愛好家の濡れ頭巾ちゃんが2011年に自身のブログで言語化し、ソーシャルメディア上でサウナ愛好家に広がった。“ととのう”が言語化されるまでは、マンガ家/映像作家のタナカカツキのエッセイ版『サ道』(パルコ)で“サウナトランス”という言葉が使われていたが、2015年には週刊モーニング『マンガ サ道~マンガでよむ サウナ道』(講談社)でも“ととのう”が採用され、本格的な広がりを見せた。
東京のど真ん中で楽しめる本格的なサウナ
チームラボリコネクトの特設会場は、東京・六本木に位置し、若者を中心に人気を博しているナイトスポット/クラブ 1 OAK TOKYOの跡地(現在、1 OAK TOKYOは西麻布に移転)という好立地にある。
筆者もチームラボのご担当者さんによるガイド付きで超温冷交代浴を体験させていただいたが、サウナ室内でのロウリュとタオルで煽いで熱風を送ってくれるアウフグース、さらにはカウント付きの冷水浴という非常にドSな超温冷交代浴3セットで、いままでにない爽快感を感じ、とても良いととのい方ができた。ロウリュ式ということもあって、サウナ特有の息苦しさもなく、快適!チームラボリコレクトは、サウナ愛好家の方の来館が多いと予想されるため、サウナ初心者、エプソン チームラボ ボーダレスやチームラボプラネッツ TOKYO DMM.comのように写真撮影、サウナ室・アート浴エリア内での家族・友達・恋人とのコミュニケーションを目的とする方が気をつけなければいけないのは、会話の声の大きさやスマートフォンのカメラ・シャッター音。特にアート浴エリアでは、アートを鑑賞せずに坐禅を組んで瞑想を始める人もいるため、小声での会話やシャッター音さえも迷惑がられるかもしれない。筆者も内覧会のときに会話をしていたら、サウナ愛好家と思われる他社の記者さんに嫌味を言われてしまった。笑、ごめんなさい。会話の声の大きさとカメラのシャッター音さえ気をつければ大丈夫だが、慣れないサウナ初心者や友達・恋人同士で会話もしながら楽しみたい学生・若者はちょっと行きずらいかも。。。チームラボさんがサウナハットも開発しているようなので、まだ未定だが会期中に販売されるかもしれないとのこと!館内は、新型コロナウイルスによる感染症感染拡大防止対策もバッチリなので、安心してととのえるよ!