ブルーノ・マーズとアンダーソン・パークのSilk Sonicがグラミー賞授賞式にパフォーマンス出演決定—その決まり方が話題に
ブルーノ・マーズ氏とアンダーソン・パーク氏が組んだバンドSilk Sonicが、第63回グラミー賞授賞式にパフォーマンス出演することが決定した!その決まり方が世界中で話題に!記事を読み進めよう!
シンガー/ソングライター/音楽プロデューサーのBruno Mars(ブルーノ・マーズ)とラッパー/シンガー/ソングライター/音楽プロデューサーのAnderson .Paak(アンダーソン・パーク)が組んだバンド Silk Sonic(シルク・ソニック)が、アメリカ合衆国現地時間2021年3月14日(日曜日)に開催される第63回グラミー賞授賞式でパフォーマンスをすることが決定した。その決まり方が、世界中で話題になっている。
グラミー賞計11部門を受賞している“音楽界の至宝”ブルーノ・マーズと、グラミー賞計3部門を受賞しているアンダーソン・パークによるバンド Silk Sonicは、3月5日(金曜日)にデビュー・アルバム『An Evening with Silk Sonic』(『アン・イブニング・ウィズ・シルク・ソニック』)のイントロ・トラックを公開、アルバムのリリースに先駆け、シングル「Leave The Door Open」(リーヴ・ザ・ドア・オープン)とミュージックビデオを先行リリースし、世界各国のチャートで1位を獲得。YouTubeチャンネルで公開したミュージックビデオは、1日で約10,000,000回再生を越えた。そして、Silk Sonicは、アメリカ合衆国で開催される第63回グラミー賞の授賞式にパフォーマンス出演することが決定。その決まり方が、グラミー賞の主催者であるRecording Academy(レコーディング・アカデミー)やファンを巻き込み、ほぼすべてTwitter(ツイッター)上でやりとりが繰り広げられ、完結したことで、話題になった。
今回の騒動は、レコーディング・アカデミーが発表した授賞式のパフォーマンス・アーティストのリストに自分たちの名前が載っていないことに気づいたアンダーソン・パークが、Twitter上でブルーノ・マーズ宛にツイートしたことから始まった。
アンダーソン・パーク(@AndersonPaak):YO @BrunoMars WHAT THE FUCK?!? Did you see this?!?! Call me back!!(YO @BrunoMars これ見た?電話して!)
ブルーノ・マーズ(@BrunoMars):Wait… are you sure this is even real? where did you find this?(待って…これ、公式?これどこで見つけたの?)
アンダーソン・パーク(@AndersonPaak):Bro it says CBS right at the top! It’s legit. What the FUCK!!?! ANSWER YOUR PHONE!!(トップにCBS(プレゼンツ)ってあるじゃん!公式だよ!電話に出ろよ!)
ブルーノ・マーズ:Are you sure these are performers and not just presenters?(このリストはパフォーマーじゃなくて、プレゼンターのリストじゃない?)
ブルーノ・マーズ(@BrunoMars):See @AndersonPaak You’ve been misinformed. This is the real real bill. we’re all good!(出演パフォーマンス・アーティストのリストの画像を添付して)ほら、こっちが公式だよ!大丈夫だって!)
アンダーソン・パーク(@AndersonPaak):And we’re not on this either you PRICK!!!(ていうか、このリストにも含まれてないけど バカ!!!)
ブルーノ・マーズ(@BrunoMars):Oh.
このブルーノ・マーズの返信に苛立ちを隠せない様子のアンダーソン・パークがファンに向けて「Nah fuck that! I haven’t seen my family in months!! I need this to work, You promised me!! Everybody join in!!! I need all of Twitter to help make this trend!! Come on @RecordingAcad #LetSilkSonicThrive」(みんな参加して!このトレンドを作るには、Twitterのみんなの力が必要だ!!#LetSilkSonicThriveを広めて!)とツイート。一方、ブルーノ・マーズは、レコーディング・アカデミー宛に「Dear Grammys, If you can see in it your herts to allow two out of work muscians to perform at your show, we would really appreciate it. We just released a song and could really use the promotion right now. We have a lot riding on this record (and the Pelicans game next week, but that’s another story.) We haven’t been able to perform for a while and we just want to sing. We’ll send in an audition tape and take as many covid tests as we need to. I promise we won’t be extra. We just really want a gig again. I hope you’ll consider this request and give us the opportunity to shine. Love, Silk Sonic.(親愛なるグラミー様、当日パフォーマンスをするミュージシャンの中に、私たち2人を選んでいただけるとありがたいです。新曲をリリースしたばかりで、これをプロモーションの機会にできればと思います。この曲には多くのことがかかっています。しばらくパフォーマンスができない状態だったので、心から歌いたいと思っています。オーディション・テープを送って、必要に応じて何回もCOVIDテスト(新型コロナウイルスによる感染症の検査)を受けます。私たちは、パフォーマンスしたいだけです。ご検討いただき、私たちに輝く機会を与えていただけると嬉しいです。愛を込めて、Silk Sonic)」とツイートし、懇願。世界中のファンたちからも「この2人をグラミーに出して!」「世界はこの2人が必要!」などといったツイートも見られ、複数の国でハッシュタグ#LetSilkSonicThriveがトレンド入りしたが、その後もレコーディング・アカデミーからの返信はなく、アンダーソン・パークとブルーノ・マーズがTwitter上で喧嘩を始め、解散の危機に直面した。
GRAMMYsを主催するRecording Academy、そして、ファン、BTSまでも巻き込んだBruno Mars氏とAnderson .Paak氏による今回の一連の騒動と話題は、面白い“やり方”とも捉えることができる!世界中が新型コロナウイルスによる感染症のパンデミック禍で暗いニュースが続く中、彼らのエンターテインメントとしてもプロモーションとしてもトレンド・話題作りとしても大成功と言え、意見や立場など“違いを乗り越えてひとつになる”ということも表現してるかのように感じる。流石、天才・Bruno Mars氏とそのチーム。もちろん良い意味で)世界は、すでに2人に“踊らされている”!さぁグラミー賞授賞式でのパフォーマンスも楽しみだ!