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スヌーピーミュージアムが南町田グランベリーパークに移転オープン—ジーン・シュルツ夫人らも来日

 
スヌーピーミュージアム
© Peanuts Worldwide LLC ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate Photo by Ryohei Ryan Ebuchi
ジーン・シュルツ夫人とスヌーピー

© Peanuts Worldwide LLC ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

スヌーピーミュージアムが、明日2019年12月14日(土曜日)に東京・南町田グランベリーパーク内に移転オープンする。

 

オープンに先駆け、昨日12月12日(木曜日)に内覧会が開催され、アメリカ合衆国から『PEANUTS』(『ピーナッツ』)の原作者Charles M. Schulz(故・チャールズ M. シュルツ)の夫人Jean Schulz(ジーン・シュルツ)夫人やCharles M. Schulz Creative Associates(チャールズ M. シュルツ・クリエイティブ・アソシエイツ)チーフ・クリエイティブ・オフィサーのPaige Braddock(ペイジ・ブラドック)、Charles M. Schulz Museum and Research Center(チャールズ M. シュルツ美術館&リサーチセンター)館長のKaren Johnson(カレン・ジョンソン)が来日。

オープニングでは、蝶ネクタイを締め、古き良き時代を彷彿とさせるお洒落な洋装に身を包んだスヌーピーミュージアム 館長の中山三善が登壇し、「Welcome to new Snoopy Museum!」と挨拶。紹介したいものがあると、取り出した『Snoopy Museum Times』(スヌーピーミュージアム・タイムス)を広げ、「スヌーピーが活躍するコミック『ピーナッツ』は、1950年に第1回の連載を開始しました。以降50年間、2000年まで連載を続けたコミックです。この新しいタイムスの中には、このミュージアムができるまでの経緯、最初の企画展であるビーグル・スカウトのことなど詳しく説明しています。新しいミュージアムで最も重視したのは、十分なスペースを確保して、のんびり楽しんでもらえる空間にしたいということです。そして、シュルツ美術館があるカリフォルニア州サンタローザのようにゆったりとした時間が流れる、そんなミュージアムを作りたいと思い描いていました。南町田グランベリーパーク全体をスヌーピーと一緒に楽しむことができるようになっています。ピーナッツカフェの隣にはライブラリーがあって、私たちも寄贈したスヌーピーの本がたくさんあります。この間、カフェの人に聞いたらどんどんスヌーピーの本が集まってきているらしいんです。中にはものすごく貴重な本もあって、このエリア全体がスヌーピー色に染まっていくような感じがしておりまして、大変嬉しく思っております。施設規模としては2倍ではございますけれども、私の思いとしましては楽しさ3倍ということで、多くの皆さんに楽しんでいただきたいと思っております」と新しいミュージアムについて説明し、自身の熱い思いを語った。

続けて、ジーン・シュルツ夫人は「皆さま、この度新しくオープンしましたスヌーピーミュージアムへようこそお越しくださいました。南町田につくっていく中で私たちも大いに楽しませていただきましたので、皆さんも同じくらい楽しんでいただければと思っています」、ペイジ・ブラドックは「私は、仕事柄、日々ピーナッツやスヌーピーの漫画を研究し、向き合い続けています。新しいスヌーピーミュージアムは、ピーナッツやスヌーピーの世界の中に飛び込むような感覚を味わっていただけます」、カレン・ジョンソンは「スヌーピーミュージアムは、チャールズ M. シュルツという人間を、そして、アーティストを知っていただく、またとない機会であるということを大変嬉しく思い、今後も楽しみでなりません。チャールズ M. シュルツ本人も奥様のジーニーさんも非常に喜んでおられることは間違いないと思います」と挨拶し、新しいスヌーピーミュージアムの魅力を伝えた。さらに、ジーン・シュルツ夫人は「まず入った瞬間からアニメーションで皆さまをお迎えしているところが特に素晴らしいと思います。アニメーションに触れていただくことで、これからキャラクターたちの世界に、キャラクターたちの出会いにすぐに踏み込むことができる舞台が設けられていることが素晴らしいです」と世界観への入りやすさを絶賛し、ペイジ・ブラドッグは「立体型のオブジェ、彫刻としてのスヌーピーに出会える場所がありますが、普段私たちが出会っているスヌーピーよりもはるかに大きなスケールになっていますので、こういう存在だったのかということを感じることができます。私が皆さんに特に注目していただきたい展示空間は、かつて日曜版のカラー印刷で紹介されたピーナッツをデザイナーが展示用に落とし込んで見事に再現してくれました。昔の新聞のカラー印刷(ドットプリント)を展示として成立するような紹介の仕方になっています」と注目すべき点を説明。最後に、ペイジ・ブラドックは「私のようにピーナッツ・ファン、その中でもスヌーピー贔屓の人間にとっては、さらに漫画家としての職業柄で言いますと、本当にキャラクターが生きているんだなということを実感できるので、めちゃくちゃ楽しい体験ができると思います」、カレン・ジョンソンは「ピーナッツの世界に触れるということは、ハッピーになれるということ、微笑むことができるということ、私たちが忘れがちなお互いを思いやるということの心の温かさ、友情などの喜びに大いに浸っていただけるのではないかなと、そう願っています。ピーナッツならではの人生についての根本的な事柄について、私たちに直接訴えてかけてくれる、私たちの慰めになってくれる哲学の数々も受け止めていただければと思います」、ジーン・シュルツ夫人は「今回はまだまだ最初の一歩に過ぎませんので、今後も楽しみにしていただければと思います」と日本国の『ピーナッツ』ファンにメッセージを送った。

終盤のフォトセッションには、新しいデザインのユニフォームに身を包んだスヌーピーが登場。サービス精神旺盛なスヌーピーの可愛いパフォーマンスに記者たちからも「可愛い」という声が飛んでいた。

アメリカ合衆国カリフォルニア州ソノマ郡サンタローザにあるCharles M. Schulz Museum and Research Center(チャールズ M. シュルツ美術館&リサーチセンター)の世界で唯一のサテライトミュージアム(分館)であるスヌーピーミュージアムは、東京・六本木から東京・南町田グランベリーパーク内に移転。約2倍となる展示スペースにBROWN’S STORE(ブラウンズストア)が併設、隣接するアネックス(パークライフ棟)にはPEANUTS Cafe(ピーナッツ カフェ)もオープンし、内容もパワーアップして生まれ変わる。

スヌーピーミュージアムは、東京・南町田グランベリーパーク内に明日2019年12月14日(土曜日)に移転オープンし、企画展『ビーグル・スカウトがやってきた!』は2019年12月14日(土曜日)から来年2020年6月28日(日曜日)まで開催される。

 

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